【実践してみた】ゴルフのハンドファースト実現のために必要な2つのドリル

ゴルフ練習

ゴルフのスイング上、ハンドファーストが重要であることは、頭では分かってるのですが、実際に実践するのは難しいですよね。僕も色々なコーチの動画を見て、長い間試行錯誤しました。その結果、これだけを意識すれば良いという、最も効率的にハンドファーストが実現できると思われる2つのドリルを紹介します。

キーワードは、「腰の回転」と「ヒンジ」

次のような人に是非おススメしたい記事です!

・そもそもハンドファーストの意味やメリットが分からない
・意味は分かるが、実践の仕方がよく分からない
当たりが良くても、不要に高い弾道が多い
・アイアンで番手なりの距離が出ていない気がする
あくまでも僕自身の経験に過ぎませんが、かなり即効性があると思います。ボールのつかまりや弾道が明らかに変わるので、すぐに分かります。

2つのポイントを意識して、練習場でのドリル実践後(2-3回にわたり総計200-300球)、最初のラウンドでアウト39と、いきなり自身初めてのハーフ30台を達成でき、自分でも驚きました。(その日は後半49と崩れたので、まだまだですが・・・)

ハンドファーストの実現に必要なドリル① ~腰の回転~

そもそもハンドファーストとは何でしょうか?

・インパクトの瞬間に、グリップがボールより前(打ち出す方向)に出ている状態
※上のイラストよりも、もう少しグリップがボールの前に出ているイメージ
・その結果、クラブヘッドの最下点が、ボールより前に来ること

そのメリットは、飛距離が伸びる、インサイドアウトの軌道になる・・・など、多々ありますが、やはり最大のメリットはこれだと思います。

インパクトが安定する

理屈の詳細は割愛しますが、アイアンのクラブヘッドの最下点でボールを捉えるジャストインパクトだと、ミートポイントは一瞬だけ。一方、クラブヘッドの最下点がボールの前に来る軌道だと、クラブヘッドがボールに差し掛かってから、最下点に下りるまでどこで捉えても良い。つまり、圧倒的にミスヒットが減るというわけです。

言うは易しなんですけどね。。。笑

これを実現するために意識する一つ目のポイントは、腰の回転です。ハンドファーストだからと言って、腰の回転が追い付かずに、腕だけが前に出ても意味がない。その感覚を掴むために、家で構わないので、次のドリルをおススメします。

・左手を右肩に、右手を左肩に
・地面と平行になるようアイアンを胸に抱き抱える
・前傾姿勢を取る。視線はボール位置に固定
・テークバック開始。胸を出来る限り、90度(以上)右回転させ、トップへ。
・ダウンスイング。アイアンのフェースがインパクトの位置に来るまで左回転

その位置が正しい腰の回転です!

思ったより腰の飛球方向への回転が必要で、相当きつくないですか?僕も初めて実践してみた時は、ちょっと驚きました。

留意ポイントとして、視線はボール位置から絶対に離さないこと。そうすると、トップで左肩が顎につき、インパクトで右肩が顎につくようなイメージです。インパクト時には、右膝が左太ももにピッタリとくっついていることも確認してみてください。それくらい腰の回転が必要ということになります。

上記の感覚を掴んだ上で、余裕があれば、テークバック時に左ひざを前に出すイメージも意識してみてください。これは、オーバースイングの回避に有効です。オーバースイングの回避には、色々な方法があると思いますが、左ひざの意識だけでもかなり改善すると思います。

僕自身も平均よりもオーバースイング気味。自分で撮った動画を見ると、どうしても左ひざが右に流れがちだし、頭も右に動きやすい。この左膝の意識は即効性ありますので、本当におススメですよ!

ハンドファーストの実現に必要なドリル② ~ヒンジ~

腰の回転の感覚を掴んだら、次に重要なのは手首のヒンジの意識です。

ゴルフのヒンジとは、テークバックの際に、手首を右手(右利きの場合)の甲側に折る動きのことです。両手の手のひらを合わせ、体の正面に持ってきてみてください。手首を右側に折るときのこの手首の横の動きがヒンジですね。

コックは知っている人が多いと思いますが、正確な定義を改めて問われると意外に答えずらいのでは?コックとは、テークバックの際に、手首を親指方向に曲げる動きです。両手の手のひらを合わせ、体の正面に持ってきた時、手首を体側に折る縦の動きがコックです。
それでは、このヒンジの動きを以下の通りやってみてください。
その際に、一点目の腰の回転の意識を忘れずに!
・両手の平を合わせる
・腕を伸ばして前傾
・テークバック時にヒンジ(※)を入れる
※左手の甲を手首内側に、右手の甲を手首外側に折る
・そのままトップへ
・そしてダウンスイング。インパクトまでヒンジを維持
やってみると分かりますが、腰の回転と一緒にやると、かなりきついですよね。腹筋も使いますし。
ただ、鏡がある人は、鏡の前でやってみてください。上級者のようなすごくカッコいいスイングになっていることを実感できると思いますよ。笑

すぐにでも、クラブを持って、やってみたくなると思います。でも、クラブを使う時は、必ず練習場に行ってくださいね。笑

実際に球を打ってみると分かると思いますが、当たった時のつかまりが明らかに違います。特に、すくい打ち気味だった人は、弾道が低くなり、番手通りの距離が出やすくなると思います。
ただ、即効性があるのは間違いない一方で、慣れるまで多少の違和感はあると思います。まずはゆっくりとした素振りからスタートし、球数をこなしてみてください。
僕のケースでは、最初、クラブが長くなるほど、ダフリや引っ掛けが多くなりました。そんな時は、改めて視線の固定に加え、テークバック時に左ひざを前に出すことを意識。ミート率の改善に繋がると思います。
特に腰の回転は、実際の球を打つ際に意識し続けることが難しいかもしれません。そんな時は、以下をトライしてみてください。
・いつもよりフェースクローズ気味に立てる。
・アドレス時からの初動で少しフォワードプレス(※)
※グリップを少し前方(ターゲット方向)に押し出す
・そのままテークバックし、ハーフトップへ
腰の回転意識を忘れずにダウンスイング
少し立ったフェースの角度を維持したままインパクトさせるイメージ
最後の2つのポイントが重要。要は、フェースを立て、低い弾道を打つ練習です。手打ちにならず、腰の回転で打つ練習になると思います。

ヒンジの意識により、飛距離が大幅にアップします。特に今までヒンジの意識を持っていなかった人には、違いを実感できるはず。最初は違和感あるかもしれませんが、是非トライしてみてください!

まとめ

ハンドファーストを実現するために、必要なたった2つのこと。まとめると以下の通りです。

1つ目は腰の回転。この感覚を身に着けるためのドリルは、次の通り。

・左手を右肩に、右手を左肩に
・地面と平行になるようアイアンを胸に抱き抱える
・前傾姿勢を取る。視線はボール位置に固定
・テークバック開始。胸を出来る限り、90度(以上)右回転させ、トップへ。
・ダウンスイング。アイアンのフェースがインパクトの位置に来るまで左回転

何度も言いますが、その位置が正しい腰の回転です!

2つ目は手首のヒンジ。この感覚を身に着けるためのドリルは次の通り。

・両手の平を合わせる
・腕を伸ばして前傾
・テークバック時にヒンジ(※)を入れる
※左手の甲を手首内側に、右手の甲を手首外側に折る
・そのままトップへ
・そしてダウンスイング。インパクトまでヒンジを維持
この2つの意識だけで、ハンドファーストに必要な複数の要素を一度にカバーできる、非常に効率の良い方法だと思います。少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
尚、最後にネット上の動画で見つけたマキロイの言葉。
・腹筋をガチガチに固めてテークバック
・トップから右ポケットをボールに一直線にぶつけるイメージ
特に2点目は、腰の回転の感覚を伝える分かりやすい表現だなあと感心しました。こちらも是非トライしてみてください!
今回も最後まで読んでいただき、有難うございました!

マキロイのスイングは僕の永遠の憧れです!笑

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