【アベレージゴルファーの迷い】独学のままか、レッスンを受けるか?

ゴルフ練習

一般的に、90~110のスコアレンジ(平均スコアベースで100前後)のゴルファーをアベレージゴルファーと呼ぶそうです。

独学で100切りを達成、特に平均スコアで90台後半のレベルまで到達したアベレージゴルファーになると、このまま独学で良いのかレッスンを受けるべきか、と一度は迷ったことがある人は多いのではないでしょうか?

結論から言えば、独学でも上達は可能です。
ただ、自身の経験を踏まえ、僕はレッスンを受けるという新たな一歩を踏み出してみることを、強くお勧めします。

今回は、僕自身の実際のレッスンの実体験と効果について纏めてみました。次のような方にとって、方針を決める一つのきっかけになれば幸いです。

・興味はあるが、フォームを崩すのが怖い
・独学での上達に、正直、限界を感じている
・楽しければよいとも思うが、本音としては、もう一皮むけたい

高いお金を払ってまで、レッスンを受けるか?やはり躊躇してしまいますよね・・・

アベレージゴルファーの独学によるゴルフの上達は可能

一般論として、レベルに拘らず、ゴルフを始めてから、1回限りの短期レッスンも含めて、一度たりとも他人のレッスンを受けたことがない、という人はあまりいないと思います。

一方、仮にここで「独学」の以下のように定義付けたとします。

ある程度の期間・回数(※)、継続的同じコーチのレッスンを受けた経験が1度もないこと
(※)仮に30分レッスンなら、最低でも10回以上 ※延べ5時間以上

そうすると、僕の周囲(※)では(特に男性の場合)「独学」の割合が9割を占めています。圧倒的に独学が多いのです。
(※)初心者を除く、アベレージ(8割)~上級者(2割)のゴルフ好き仲間を想定。

この僕の周囲のレベル別の分布をもう少し分けてみると、

  • ①アベレージゴルファー(1)(平均スコア90台後半4割
  • ②アベレージゴルファー(2)(平均スコア90台前半4割
  • ③上級者(1)       (平均スコア80台後半1割
  • ④上級者(2)       (平均スコア80台前半1割

つまり、どこまでの上達を目指すかによると思いますが、アベレージから頭一つ抜け出すレベル、特に上記②~③のレベルであれば、独学による上達は可能ということです。

なぜ、独学が多いのか?

僕自身がそうでしたが、独学で100切りを達成したアベレージゴルファー(上記①のレベル)の典型的な思考は、以下のようなものだと思います。

  • わざわざ高いお金を払って、今さらフォームを崩すのが怖い
  • 必要なら、単発のレッスンを受けて、微修正を繰り返していけばよい

それまで一定の実績を出してきた自分のフォームがあるので、プライドも邪魔して、素直に人の意見を聞くことが難しくなるのです。

独学でも更に成長できる、と考える人は沢山いると思いますし、実際にそれは正しいことを多くのゴルファーが証明しています。

アマチュアのアベレージ~上級者レベルなら、独学で上達している人の方が寧ろ多いと思います。でも・・・

アベレージゴルファーにゴルフレッスンを勧める理由

僕の周りでも、平均スコアが100切りをしてから、5年も10年も足踏みをしているアベレージゴルファーは多いです。僕自身もそうでしたし、それでも別に独学でいいと思っていましたが・・・

ゴルフレッスンを受けるきっかけ

ゴルフを始めて7年目の終わりくらい。初めて100切りをしてから、一皮むけない状況が4年くらい続いていました。

とはいえ、何度か80台も出ましたし、平均スコアもなんとか90台後半をキープ。

そんなある日のラウンドで、突如としてショートアイアンのシャンクが止まらなくなり120オーバーいう、5-6年振りのワーストスコアを叩いたのです。

原因は全く不明。

練習に行ったり、練習場で20分〇千円とかの単発のレッスンを受けたり、ネットで動画を調べたり。。。

練習では一瞬治ったりするのですが、ラウンドに出ると1ホールに1回はシャンクが出る。最後はドライバーまで前に飛ばなくなりました。

スコアにはならないし、打つのが怖くて面白くもない。ラウンドするたびにストレス溜まるし、何のためにやっているのか分からない。本当にもうやめようかと思いました。

ただ、ちょうど昨今の環境下、ラウンド数が減ったことをきっかけに、一度時間をかけてレッスンを受けてみようと思ったのです。

僕の周りでは、これまでシャンクに悩んだことは1度もない、という人も沢山います。でも、今思い返せば、僕はこのシャンクに感謝しています。笑

とは言え、まだ継続的なレッスンを受けることには迷いがありました。

あわよくば、最初のお試し無料レッスン(30分)だけで、修正のヒントを掴めれば十分。そんな軽い気持ちで、自宅近くの室内ゴルフレンジのレッスンを申し込んだのですが・・・

最初の無料レッスンで、韓国人の年配の女性コーチだったのですが、アドレスからグリップから、ボロくそに言われました。営業用のリップサービスも全くなし。笑

少し気分を害し、最初はやめようかと思いました。

ただ、結局はその日のうちに正式にレッスンの申し込みをしたのです。理由はいくつかあります。

・コロナ禍が始まったところで、しばらくラウンド予定がなかったこと。
・あの止まらないシャンクの恐怖が蘇ったこと。

でも最後の決め手となったのは、何よりそのコーチのフォームが自分が理想とするとても美しいフォームだったのです。遠慮のない日本語にほとばしる熱意(?)に、逆に信頼できるものを感じたこともあります(笑)。

こうなったら初心者に戻ったつもりで、徹底的にスクラッチからやり直そう。

確か450分で5万円弱(6か月の間、10分刻みでいつでも受講可能)だったと思います。20分~30分/1回で、週1回程度、半年近く通いました

その結果は・・・

ゴルフレッスンで経験したパラダイムシフト

グリップもアドレスも完全にスクラッチから修正され、最初は違和感しかない

余りにひどくなったので、途中で密かに元のグリップに戻そうと思ったのですが、もはや元のグリップでも全く当たらなくなり、後戻りもできない。

しかもドライバーは教えてもらえず、ひたすらSW20-50ydの距離を打ち続けました。ようやくドライバーを握れたのは最後の30分レッスンだけ。

その結果・・・

数か月振りに実戦で振ったドライバーの感触は、今でも忘れられません。抜けるようなインパクトで、それまで経験したことのない気持ちの良い感覚でした。

レッスン前の僕の飛距離は、キャリーで210-220ydというところでしたが、最初の一振りでキャリー230yd、飛距離250ydを記録

以来、突然飛ぶ方の仲間入りができ、ゴルフ仲間にもすごく驚かれました。

実は、ドライバーだけでなく、ウェッジを開いて打つことが、全く怖くなくなったことも大きな進歩でした。

少しでも開くと右に出そうな気がしていたのですが、これもレッスンの最初に、あなたはクラブの仕組みが全く分かっていない、とズバリ言われました。

フェースにペットボトルの底をピタリとつけてみれば、いくらフェースを開いても飲み口の方向は上を向くだけであることが分かります。

自分のスイングやアドレスのクセも分かり、あの恐怖のシャンクの原因も、今なら全て理由を説明できます。(分かってても出ることはありますが、修正方法が分かることが大きな違いです)

あらゆる意味で、このレッスンはアベレージゴルファーである僕にとって、パラダイムシフトと言える転換点になりました。

知識が増えたことにより、ゴルフの新たな魅力に気付くことができ、何よりもゴルフが楽しくなりました

ちなみに、レッスンの成果がスコアに表れるのには少し時間がかかったのですが、レッスン終了後の8か月後に4年ぶり80台を記録、それから半年の間に3度も自己ベスト87 ⇒ 84 ⇒ 81)を更新することができました。

フォームの微修正に留まっていたら、このような進歩はなかったと思います。

正直に言えば、本当にこのコーチの言うことを聞いていて大丈夫なのか?と思った時期もありました。

でも、まずは何も考えずに言われた通りにやってみる。楽な方に流れたり、都合のいい解釈を加えたりしない。

ゴルフに限ったことではないと思いますが素直になることの大切さを改めて嚙み締めることができた経験だったと思います。

僕がレッスンを強く進める理由。

それは、単にスキルだけでなく、マインドも含めたパラダイムシフトの経験です。初心者なら初心者、アベレージゴルファーならアベレージゴルファなりの転換点となる可能性があると思うからです。

パラダイムシフトというと少し大げさかもしれません。でも僕にとっては、それくらいの価値がありました。

まとめ

独学のままでも上達するか?その気になれば間違いなく上達することは、多くのゴルファーが証明しています。

それでは独学のままで良いのか?結局のところ、当たり前ですが、正解はないです(笑)。

ただ、論として、僕はレッスンを受けることを強く勧めます。特に僕と同じように、アベレージゴルファーで迷っている人であれば尚更。

凝り固まった先入観やプライドを氷解させる。素直になることによって、ゴルフだけでなく、色々な意味でのパラダイムシフトを経験できるかもしれません。

最後まで読んでいただいて有難うございました。

スキルアップだけであれば、独学でもいいと思います。でも、僕はレッスンを通じて、マインド面でも一歩成長できた気がします。

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